フレンチ・ディスパッチ

20世紀フランスのとある街には、雑誌「フレンチ・ディスパッチ」の編集部があり、個性的な人々が集まっていた。
国際問題はもとより、アートやファッション、美食などのユニークな記事で雑誌は人気があった。
だが、ある日仕事中に編集長が急死し、彼の遺言により、フレンチ・ディスパッチ誌の廃刊が決定したため、編集者や記者たちは最終号を発行する。
最終号の特集に纏わる3つのエピソードと、編集長への追悼からなる、いわば連作短編集。
如何にもなシニカルを含めてフランスを愛して止まず、(広義で)文化を愛して止まないウェス・アンダーソンらしい演出が素晴らしすぎた。
また豪華すぎる俳優陣　――　特に"ミューズと形容するにふさわしすぎる女優の面々が本当に素敵。
都合がつかず劇場で観なかった事が残念。