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10
2022

ソウルメイト 七月と安生









ソウルメイト
ネット小説で人気を集めていた「七月(チーユエ)と安生(アンシェン)」は、幼なじみの女性二人の友情を描いたチーユエという作者の自伝的な作品だった。
ある日、アンシェンのもとに映画会社から連絡が入る。チーユエの所在が不明のため、アンシェンを探し連絡してきたのだという担当者は、小説の映像化を求めるが、アンシェンは作者について何も知らないと答える。
しかし、彼女にとってチーユエは特別な存在だった。かつて掛け替えのない親友同士であった彼女たちの間には、ある出来事があった。


思春期の貴重な時間を共有した2人。
持つ物も、待つ家族も無い、縛るものが無い故、否応なしに社会に出ざる得なかった自由なアンシェンと、好対照なチーユエ。
訳有って一時心も体も離れ離れになった二人だけれど、互いを想いあっていたから邂逅に時間はいらなかった。

名作「GF*BF」にも通じる物語は、終盤の展開を微かに予想しつつも、それが外れて欲しいと願っていた。
その結末には居た堪れなかった。
色んな想いを背負って未来を生きる事になるアンシェン。
彼女は決して一人ではない。―― 心にチーユエがいるから。
それが彼女も分かっているからこそ生きていけるんでしょう。
これは劇場で観たかったな。



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