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09
2022

偽りの隣人

CATEGORY映画-韓国







偽りの隣人
1985年、軍事政権による弾圧が増す韓国。
野党政治家イ・ウィシク(オ・ダルス)は次期大統領選出馬のために帰国するが、国家安全政策部に逮捕されて自宅に軟禁される。
ウィシクの動向を注視する諜報機関は、愛国心の強いユ・デグォン(チョン・ウ)を監視チームのリーダーに選ぶ。
ウィシクの隣家に住み、24時間体制で監視と盗聴をするデグォンだが、家族思いで国民の平和と平等を心の底から願う彼に感銘を受ける。
そんな中、ウィシクとその家族に命の危険が迫る。


民主化運動も過熱する中、無理な事が出来ない政府。
自宅軟禁となったイ・ウィシクを監視すべくチームリーダーに抜擢されたのが左遷されていたユ・デグォン。
これが出世の好機と睨んだユ・デグォンは、諜報した内容からイ・ウィシクを共産主義者に仕立て上げる作戦を献策し採用される。
しかし、イ・ウィシクと家族を監視諜報する中で、監視チームは彼等に共感を覚え始める。



監視対象は何処にでもある普通の家庭で、人を疑わず懐深く暖かい隣人。
むしろ監視チームは自身の仕事に疑いを持つまでに。
どちらを信じようか。国家は本当に正しいのか。救うのはどっちだろうか。―― この辺の演出から按分が見事すぎた。

どこまでが実話なのか解らないけれど、民主化運動にサスペンスを絡めた韓国らしい作品は、最後に素晴らしい人間ドラマになってた。
オ・ダルスとチョン・ウは元より、監視チームの面々が良かった。
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