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2021
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パーフェクト・ケア
CATEGORY映画―邦画

判断力の衰えた高齢者をサポートする法定後見人マーラ・グレイソン(ロザムンド・パイク)は裁判所からの信頼も厚いが、その正体は合法的に高齢者の資産を奪い取る悪徳後見人だった。
彼女は新たな獲物として、資産家のジェニファー(ダイアン・ウィースト)に目を付ける。
身寄りのない彼女なら難なくだませるはずだったが、その背後にはロシアンマフィア(ピーター・ディンクレイジ)の影が見え隠れしていた。
- 医者と結託して高齢者の要介護度上げる (本当は健康)
- 当事者家族不在で裁判所の執行命令 (裁判官が無能)
- 半強制的に本人を施設入所 (携帯取り上げ)
- 本人が知らない内に財産処分 (入居費以外は彼女の報酬)
マーラ・グレイソンにとって高齢者は"人"ではなく"物件"
マーラの論理だと、これが高齢者にとって最高の幸せ
実際は高齢者以外の人間 ―― 法定相続人 + 医師 + 施設経営者 ―― 三者がwin-win。
そんな彼女が医者から紹介されたジェニファーは最高の優良物件の筈・・・・・・だった。
まさかのジェニファー、実はロシアマフィアファミリーの一員なんですよ。
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割と人間ドラマを期待していたら、冒頭から社会ドラマで中盤からは少しグロトッピングなサスペンスアクションでブラックコメディーになってた。
よくぞここまで鋼鉄メンタルで胸糞悪い主人公を登場させて、場面クリアして改心するかと思ったら、予想斜め上振り切った展開。
練りこんだ脚本は見事すぎなんだけれど、日本の医療介護業界の裏でも似た様な話はチラホラしてるんですよね。
まぁ家族(特に嫁)も結託するんですが。
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