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13
2021

草の響き

CATEGORY映画―邦画








草の響き
心を病んでしまい、妻・純子(奈緒)と故郷の函館に戻った和雄(東出昌大)。
精神科を訪れた彼は、医師(室井滋)から治療としてランニングを勧められる。
雨の日も、風の日も、決まったコースを走っては記録をつけていく和雄。
慣れない土地で暮らすことに不安を感じていた純子も、ひたむきな姿を見て彼を理解しようとする。
走ることで心の平穏を見いだすようになった和雄は、路上で出会った若者たちと奇妙な絆を育む。



愚直にランニングして、知り合った少年達と交流 ―― 壊れていく自覚がなかった和雄は平穏を取り戻しつつあった。
その平穏は、一人の少年の死でいとも簡単に崩壊してしまった。

和雄に寄り添う純子 ―― 静かに見守ることしか出来ない彼女が身籠った。
彼女だって不安に押しつぶされそうになっていた。

観ていて次第に息苦しくなった。
どちらも悪くない。
二人とも優しい。
ただし不器用が過ぎた。

和雄と交流した少年少女も無垢だ。
無垢故に傷つき、癒し方が解らない。

エンディングの二人の笑顔の先は何だろう。
共に解放は間違いない。
純子の方は紛れなく決断が存在している。
では和雄は?

佐藤泰志の函館三部作に続く物語。
和雄の姿に佐藤泰志を重ねた観客/読者は多かったのでは。
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