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26
2021

PLAN A 復讐者たち

CATEGORY映画-欧州







復讐者たち
1945年、敗戦直後のドイツ。ナチスによるホロコーストを生き延びたものの、収容所で散り散りになった妻子をナチスに殺害されたユダヤ人男性のマックス(アウグスト・ディール)。
絶望のどん底に突き落とされ、激しい復讐心を抱くようになった彼は、ひそかにナチスの残党を私刑として殺害しているユダヤ旅団と行動を共にする。
やがて、さらに過激なユダヤ人組織ナカムの一員となるが、そこで600万ものドイツ人を標的にした復讐計画プランAが動き出しているのを知る。


ホロコーストから逃れて終戦を迎えたマックスは、同胞ミハイルに救われ収容された難民施設で離れ離れになった妻子の死を知らされた。
英軍下のユダヤ旅団に属しているミハイル達が、極秘裏にナチス残党の私刑を行っている事を知り、マックスも参加する事になる。
やがてユダヤ旅団は転進し、ミハイルはパレスチナ軍組織ハガナーに入隊する事に。
旅団を離脱したマックスは、ユダヤ人組織ナカムに合流するが、ナカムはハガナーが監視する過激派組織だった。
ナカムは600万ドイツ人を虐殺する通称"プランA"計画を推し進めようとしていた。
ミハイルから求められて情報提供していたマックスだったが、次第に計画に傾倒していく事になる。



まだイスラエルは建国されてないし、ナチスドイツは消滅したから国家間報復戦争が起こせない。
「復讐するは我にあり」ではないが、愛する家族・恋人を殺された人間にとっては必然の正義であって、成り行きだったかも。
それが明日を生きるモチベーションになったことは否めないし否定できない。
計画が頓挫したのち、自身が幸福になる事が一番の復讐だと解釈して戦後を生きた人間と、計画失敗を生涯後悔した人間。
トラウマを抱えて生きる限り、どちらが正解かなんてわからない。

あまり語られる事はなかった実話の映像化で、イスラエル出身の監督が、生存しているナカムのメンバーに取材を重ねての制作。
イスラエル(ユダヤ)側視点で描かれるWWⅡ戦後ドラマは珍しいですね。
一番ヤバいと思ったのは、敗戦した直後のドイツ市民の中に、ユダヤ人に対する偏見が残っていた事。
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