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2021
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9 s o u l s ナインソウルズ
CATEGORY映画―邦画

とある刑務所 ―― その13号室には様々な経歴や犯罪歴を持った9人の男たちがいた。
リーダー的存在で息子殺しの長谷川をはじめ、ひとクセもふたクセもありそうな囚人たち。
そんな彼らは、ある日、ひょんなことから娑婆への抜け穴を発見、脱走に成功する。
山中で車を乗っ取った9人は、以前同部屋だった自称元偽札王の山本が“通っていた小学校に大金を埋めた”と13号室を去る時に話していたことを思い出し、その小学校へと車を走らせた。こうして、9人の自由へ向けての旅が始まるが…。
父親を殺害した未散の入所先が13号房 ―― ここには未散に負けず劣らず強烈な訳アリで服役した顔触れが揃っていた。
或る朝、部屋の隅に穴を見つけた彼等は集団脱走し、独居房に移された山本が語っていた大金を手にすべく富士山麓の小学校に向けて強奪したバンを走らせたのだが、そこに現金などなかった。
それまであった不思議な連帯感は消え、それぞれが思うがままに動き出した。
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他人には計り知れない思惑 ―― 或る者は復讐、或る者は恋慕、或る者は再会、或る者は謝罪。
それが叶った先は誰も解らないし、解ろうともしない。
結果がどうなったとしても覚悟はできてる。
多分、その覚悟がそれぞれの矜持なんでしょ。
その矜持みたいなモノの解釈、美意識と言っても良いし、世界観と定義しても良いけど、そこが豊田利晃監督の映画なんじゃないかと思います。
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