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04
2021

あのこは貴族

CATEGORY映画―邦画







あのこは貴族
都会に生まれ、結婚こそが幸せという価値観を抱く20代後半の榛原華子(門脇麦)は、結婚を意識していた恋人に振られてしまう。
名門女子校時代の同級生たちの結婚や出産を知って焦る彼女は相手探しに奔走し、良家出身で容姿端麗な弁護士・青木との結婚が決まる。
一方の時岡美紀(水原希子)は富山から上京して慶應大学に進むものの中退、働いていてもやりがいを感じられず、恋人もおらず、東京で暮らす理由を見いだせずにいた。全く異なる生き方をしていた2人の人生が、思わぬ形で交わっていく。


これは素敵な作品。
階層が違うからと拒絶も分断もせずに、自ら理解した上での共感を得た華子と美紀。
二人のしなやかさと強さは美しかった。
また、二人に寄り添う親友の二人 ―― 逸子と里英の存在が大きかった。
この二人がいたからこその華子と美紀だったと思います。
自分の居場所は闘って掴まないとね。

感情の湿度の描き方を始め、丁寧な演出が見事な秀作です。
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