聖なる犯罪者

少年院に入っているダニエル(バルトシュ・ビィエレニア)は、前科がある人間は聖職に就けないと知りつつも、神父になりたいと願っていた。
無事に仮釈放の身となった彼は田舎の製材所で職を見つけ、たまたま立ち寄った教会で新任の司祭に間違えられる。
司祭の代理を命じられたものの、およそ聖職者らしからぬダニエルの態度に、村人たちは困惑するのだった。

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司祭に成りすましたダニエルに少しずつ村民は慣れ始める。
この村では１年前に若者７人が亡くなる不幸が事故があり、村民全員が心に傷を負っていた。
村民たちを癒すために思慮を重ねるのダニエルの前に少年院の仲間が現れる。
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元犯罪者が司祭に成りすました実在事件を基にしたという。
ダニエルの言葉は自身の経験からの真理なのか、贖罪によるものなのか。
聴く者は彼に聖人を見たのか、疑ったのか。
最初から最後まで不穏な空気をまとった物語は、その正解を観る側に委ねて終わった。
うーん、モヤモヤ。