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17
2021

NUT ET BROUILLARD 夜と霧 

CATEGORY映画-欧州







夜と霧
第二次世界大戦時に、ユダヤ人を強制収容し、死へといたらしめたアウシュビッツ強制収容所。
そこで行なわれた悲劇を静かに暴くドキュメンタリー映画。
アラン・レネの名を世界中に知らしめるとともに、アウシュヴィッツの真実を初めて暴いた衝撃作。


1955年公開のドキュメンタリー映画で監督はアラン・レネ。
映像のほぼ全てがドイツ軍による記録映像。
名作「黄色い星の子供たち」で描かれたのは、ユダヤ人弾圧にナチスドイツだけでなく、当時のフランス政府(厳密にはヴィシー政府)も加担していた事実。
アラン・レネはどの程度、それを把握して制作したんでしょうか。

内容が重すぎてちょっと直視できない部分も多々有ったけれど、最初に収容所に送られたのはユダヤ人ではなく、ドイツ同胞 ―― ナチスに反対した知識人だったと云うのも衝撃。
やがて同じくドイツ国内の社会主義者、共産主義者、ユダヤ人、そしてロマ族と続いていく。
戦後、「ただ命令に従っただけ」と無実を主張したのは収容所の将校達。
密告に走ったのも普通の市民。
普通の人が狂気に巻き込まれ、狂気に走っていく。
抑揚のないナレーション同様、悲劇の始まりは普通にやってくる事を今一度考えた方が良い。

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