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04
2021

ヤクザと家族

CATEGORY映画―邦画









ヤクザと家族
1999年、覚せい剤が原因で父親を亡くした山本賢治(綾野剛)は、柴咲組組長の柴咲博(舘ひろし)の危機を救ったことからヤクザの世界に足を踏み入れる。
2005年、ヤクザとして名を挙げていく賢治は、自分と似た境遇で育った女性と出会い家族を守るための決断をする。
それから時は流れ、2019年、14年間の刑務所暮らしを終えた賢治だったが、柴咲組は暴力団対策法の影響で激変していた。



賢治の実父を覚醒剤中毒で死に追いやったのがヤクザならば、すんでのところで賢治を救ったのもヤクザだった。
そこは賢治にとって全ての拠り所となったが、"家族"を想って14年の刑務所暮らしの末に帰ってきたら"家族"は事実上崩壊していた。
やがて"家族"を抜けた賢治の家庭を"家族"の呪縛が破壊していくことになる。

事情があって家庭に恵まれない人間、行き場を無くした人間の受け皿になり"疑似家族"を形成したのが任侠団体ヤクザ。
田舎にいるから、場末の飲み屋街だったり、温泉街のヤクザがある種セーフティーネットな存在である認識は持っていた。
そのヤクザを一方的に悪として描くわけでもなく美化もしないし、シンパシーを持たせるような描き方もしない。
徹底した取材の結果だと思うけれど、一定の距離感≒客観を保ったままでのリアリティーは本当に凄かったし、キャストが完璧すぎた。
SNSでの高評価を思うに、お上の"排除の論理"が他人事ではないと感じる人が多いのも一因ではないでしょうか。

「高校1年の時、学校から帰ってきたら家が機動隊に囲まれててビビったww」
と話してくれたのは予備校で一緒だったM君で、御父上は由緒正しいメジャー任侠団体の経営責任者。
映画観ていて不意にM君の言葉を思い出してしまった。
通訳目指してたけど何やってるかな。
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