反則王

昼は冴えない銀行員、夜はプロレスラーという二重生活を送る男の姿をユーモラスかつ哀愁たっぷりに描く。イム・デホは要領が悪く情けない男。職場ではいつも厳しい上司にヘッドロックをかけられていた。そんなある晩、デホはさびれたプロレス館で選手募集のポスターを目にする。衝動的に入門を申し込んだデホは、以来、厳しいトレーニングに励み、上司のヘッドロックもかわせるようになり、ついに緊張のデビュー戦を迎えた……。

銀行員のイム・デホは支店最下位の営業成績で、上司から言葉だけででなく暴力パワハラを受ける日々を送っていた。
そんなある日、街で見かけたプロレス道場に入門したデホは、悪役レスラーとしてデビューすることになった。
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単純に嫌いな上司を何とか言わせたくて入門したプロレスジム。
そこのオーナーはデホが子供の頃憧れたレスラーで、そのオーナーのマスクを被ってメインイベントに臨むデホ。
試合が始まると粗筋(あらすじ)なんて知ったこっちゃないとハチャメチャな展開に持ち込んだ。
この展開が結構ユルユルなんだけれど、ソン・ガンホ演じる主人公の性格にマッチしていて面白かった。
最後のメインマッチのシーンは本当に前のめりで魅入ってしまうレベルでヤバかった。
イケメン役とだらしない役(それぞれ見た目・性格)が交互にくるソン・ガンホが傑作「シュリ」の翌年主演した作品。
これ隠れた名作かも。