「悪人伝」「未成年」

ある夜、凶悪なヤクザの組長チャン・ドンス(マ・ドンソク)は何者かに襲撃され、何とか一命を取り留めた彼は部下を使って犯人捜しに乗り出す。
一方、警察の問題児チョン刑事は事件が無差別連続殺人鬼によるものと確信し、犯人逮捕のためドンスに協力を持ちかける。
当初は反発し合いながらも、やがて二人は手を組み犯人を追い詰めていく。

警察から要注意人物とされるヤクザ組長チャン・ドンスが襲撃された。
襲撃犯は無差別連続殺人犯だと確信したのはチョン刑事。
ドンスはヤクザの情報網を使って警察よりも先に犯人確保を狙うが、そこにチョン刑事が協力を持ち掛ける。
かくして前代未聞の警察+ヤクザがタッグを組んだ捜査が始まった。
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凄くベタなストーリーなのに見入ってしまったのは、マ・ドンソクのキャラ立ち、その"濃さ"から。
終盤、連続殺人犯逮捕に続いてチャン・ドンス組長逮捕の流れにガッカリしたらエンディングにしっかりとアゲアゲ⤴。
見事にハマった。

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女子高生のジュリは、父親が同級生ユナの母ミヒと浮気していることを知ってしまう。
相手がクラスの問題児の母ということに戸惑いながらも、ユナから不倫を止めるよう忠告してもらおうとするが、ミヒがジュリの父との子供を身ごもっていることを聞かされる。そしてある事件が起こる。


鴨料理店の中を覗き込む女子高生ジュリ　――　中にいる妊婦は店主ミヒ。このミヒがジュリの父親の不倫相手なのだ。
このミヒの娘ユナはジュリと同じ高校に通っていた。

ジュリの母親は既に夫の不倫を知っている。
ユナは何度も堕胎を進めるが、ミヒは産むつもり。

ある日、ジュリとユナは学校で乱闘騒ぎを起こしてしまう。
その一方、ジュリの母もミヒの店を訪ね、些細な事からミヒを突き飛ばし、それがキッカケでミヒは早産してしまった。
未熟児で保育器に入った赤ちゃんに会ったジュリとユナの間には親近感が生まれた。――　赤ちゃんは二人共通の弟なのだ。
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女性陣は誰も彼も被害者で切ない。対して二人の父親はどうしようもない馬鹿もの。
普通に大変な修羅場が満載だし、悲劇もあるのだけれど、これが本当に見事な位に清々しい素敵な青春物語になってた。
素晴らしい脚本と演出で、本当に丁寧に作りこんだと思う傑作で、日本でもリメイクお薦め。

不倫は本当に誰も幸せになりませんね。

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