08
2020
0
「マティアス&マキシム」「ナイチンゲール」「ANNA」
CATEGORY映画-欧州

親友同士で30歳のマティアス(ガブリエル・ダルメイダ・フレイタス)とマキシム(グザヴィエ・ドラン)は、友人が監督する短編映画でキスシーンを演じる。
その口づけをきっかけに、二人は今まで封印してきた相手への思いに気付き始める。
婚約者のいるマティアスは親友への思わぬ感情に戸惑い、マキシムは長年の友情が壊れることを恐れていた。
ふとしたキッカケから微妙な感情が生まれたマティアスとマキシム。
マキシム的には心の奥底に閉じ込めてきた気持ちが戻ってきた。
心揺さぶられて、戸惑って、恐れる二人。
・
ストーリー展開に、映像センスに、選曲チョイス・・・・グザビエ・ドランはやっぱり凄いなぁ
ラストシーンのマティアスの感情が友情なのか、愛情なのかは観客に委ねたんだと思う。
"ピュア"はやっぱり美しいね。
二人を取り巻く親友たちが素敵すぎた。

19世紀のオーストラリア。アイルランド人の若い女囚クレア(アシュリン・フランチオージ)は、英国軍の将校たちから暴行を受けた上に、夫と子供を殺されてしまう。復讐を決意した彼女は、逃亡した将校らを追うために、植民政策により虐げられている先住民アボリジニの青年ビリー(ベイカリ・ガナンバー)に道案内を依頼する。理不尽に全てを奪われた二人はタスマニアの過酷な森をさまよい、加害者たちを追い詰める。
・
凌辱された挙句、家族を殺された女囚クレア。
復讐すべく道案内に雇ったのがアボリジニーの青年ビリー。
怒りに任せて密林に入ったものの自分の無力さを知るクレアと、部族虐殺に直面しているビリー。
当初、反目しつつも心通わせる様になる二人。
実のところ、本懐を遂げた後の方がバイオレンスなんじゃないかなぁ。
まぁ、追跡モノは面白いです。

1990年、ソ連の諜報機関KGBで国家にとって危険な人物を抹殺するため育成された殺し屋のアナ(サッシャ・ルス)は、モデル、コールガールなど複数の顔を使い分け明晰な頭脳と抜群の身体能力を駆使し、腕利きの暗殺者に成長する。あるとき、CIAの罠に嵌められたアナは、捜査官のレナード(キリアン・マーフィ)から信じがたい取引を迫られる。
・
やっぱりCIA vs KGB はスパイ映画の王道と云うのを再認識した作品。
細に入った脚本はもとより、アクションシーンのキレを含めてスピーディな展開とリアル感が見事。
リュック・ベッソンの真骨頂でしょ。
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