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06
2020

2020 夏の北関東歴史旅 26.古河公方館









古河公方館
[古河公方館]
茨城県古河市

享徳4年(1455年) 古河公方足利成氏による築城。
享徳の乱で鎌倉を駿河守護今川氏に占拠された関東公方成氏が身を寄せた古河。
初期に築いたのが古河公方館で、その後は修築した古河城へと移った。

天正18年(1590年) 小田原征伐後の仕置きで、古河公方足利氏姫は古河城を退去し、鴻巣御所に移り以後氏姫の居館となる。
寛永8年(1630年) 氏姫の孫尊信は領国である下野国喜連川に移住し、公方館は時宗十念寺となった。

建物は昭和5年に全て棄却、恐らく古河城と繋がっていた御所沼は戦後干拓されたので当時の姿は全くない。
現在は古河総合公園となっていて、本丸付近は"公方様の森"、二曲輪は民家園(旧飛田家住宅、旧中山家住宅)になっていて、そこに碑が建立されている。
その間の段差は土手と云えば土手だし、土塁と云えば土塁かな(笑)。

広大な公園内に、徳源院跡(古河公方足利義氏墓所)があって、氏姫、足利義親、足利義氏の石塔が祀られている。
公園内は家族連れで賑やかですが誰も知らんだろうな。

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