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15
2020

高地戦

CATEGORY映画-韓国








高地戦
1953年、韓国と北朝鮮が激戦を展開するエロック高地。
人民軍の内通者を調査するためにワニ中隊にやって来た韓国軍防諜隊中尉のウンピョ(シン・ハギュン)は、戦友のスヒョク(コ・ス)と再会する。
しかし、スヒョクは異例の出世を遂げ、人が変わったように冷酷になっていた。そんなある日、ウンピョは隊員たちと北との内通を示す証拠を目撃し……。



朝鮮戦争末期、東部戦線・エロック高地は一進一退の激しい攻防戦の舞台となっていた。
上層部に異を唱えた防諜隊中尉ウンピョは、半ば左遷の形でここにやって来た。
人民軍内の内通者を探る任務の為、通称"ワニ中隊"に配属されたウンピョは死んだと思っていた戦友スヒョクと再会する。
"ワニ中隊"を率いるのは20歳の青年大尉イリョンと、スヒョク中尉 ―― どちらも僅か2年で異例の出世を遂げていた。



スヒョクは以前のスヒョクでは無かった。
内偵を進めるウンピョはやがて知る事になる ―― 浦項撤退戦の事実と、"ワニ中隊"と呼ばれる所以を。
そして悲劇的な別離。
そして停戦決定後に下った余りに非情な命令。

冒頭から画面に吸い込まれた。
中盤から終盤は微動だにせずに見入ってしまった。
最後の戦闘 ― 12時間のシーンの残酷さにはいたたまれなくなった。

同じ民族の殺し合い
狂気の先の狂気を越えて辿り着いた安寧を打ち砕いた国家の論理。
何なんでしょうか。
鑑賞後のこの感情は言語化出来なかった。

 

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