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25
2020

三島由紀夫vs東大全共闘 50年目の真実

CATEGORY映画―邦画







三島由紀夫vs東大全共闘
1969年5月13日、三島由紀夫は大学の不正運営などに反対した学生によって始まった学生運動の中でも武闘派といわれた東大全共闘の討論会に警視庁からの警護の申し出を断り単身で乗り込んだ。
およそ1,000人の学生が集まった教室で、2時間半に及ぶ熱い討論を交わす。



1969年5月、東大駒場キャンパスで、東大全共闘は「東大焚祭委員会」を設立。
目玉として三島由紀夫を招いて討論会を開催した。
この討論会の映像がTBSに保存されており、討論会に係わった人間、更に識者4名のインタビューを交えて描いていく。

・いきなり挨拶で自身が反知性主義と表明、自身と東大全共闘との接点を話す三島由紀夫

・三島由紀夫の恐ろしい程に凄いのは、全共闘学生の意見を絶対に否定せず、それでいて持論を絶対に曲げない。
 巧みに切り返していく三島由紀夫の天才的な頭脳 !

・以前目にした文献で、天下の大作家が学生に論破されていた旨あったけれど、論破は無かったような。
 なんかペコバのネタみたいな切り返し 

・ 三島は学習院出身。
  戦前の学習院と云えば、校訓が“皇室の藩屏たれ”とか、そんな感じ。
  それ考えると、皇室観は必然な成り行きだったのでは。

・ 市ヶ谷での自決にも劇中で触れていたけれど、三島を介錯し自決した森田必勝。
  森田は早稲田大学で右翼活動していた
  三島 「何故 右翼なんだ」
  森田 「早稲田では左翼が体制ですから」
  三島は徹底して反体制

・ 「(東大全共闘が)天皇陛下と一緒に・・・・・・」と共闘に触れた三島
  あの時のどよめきの殆どは冷笑・失笑。

・ 三島の身を案じて、教室に忍び込んでいた楯の会のメンバー。
  こっがキレる寸前だったとか。

・ 「体制破壊を口にして、最後まで本気だったのは三島由紀夫だけ。」
  と言ったのは故若松孝二監督。

異様な空気の中での討論。
皮肉やユーモアを交えつつ相手を認め踏み込む三島由紀夫は凄かった。
一方で何だかんだ言って三島に敬意を持って言葉を交わす全共闘の知的なメンバーもまた素晴らしかった。
立場や思想に関係無く、互いに知性と尊敬があるから討論が成立する。
素晴らしいドキュメンタリー映画だった。
これはもう一度行きます。


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