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2020
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王の涙
CATEGORY映画-韓国

1777年7月28日、即位から1年を迎えた李王朝第22代目国王イ・サン(ヒョンビン)は、常に暗殺の脅威にさらされていた。
王は書庫と寝殿を兼ねる尊賢閣で不測の事態に備えてひそかに体を鍛え、そのそばには書庫を管理する尚冊として仕える宦官カプス(チョン・ジェヨン)がいつも控えていた。
イ・サンは今は亡き先王への早朝のあいさつに向かい……。
祖父の後を継いで国王となったイ・サンだが、父親は非業の死を遂げている。
老論派(官僚派閥)と手を組んで父親を死に追いやったのが祖父英祖の後室貞純王后。
宮廷内では貞純王后と老論派、更に軍を束ねる将軍が結託して、傀儡にならず扱いにくいイ・サン暗殺計画が進んでいた。
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イ・サンに献身的に仕える宦官カプスは犯罪者集団に育てられ、宦官に買われ成育された後に皇室に上がった。
いつしかイ・サンに心酔するようになったカプス。
そしてイ・サンを暗殺すべく雇われたのがウルス ―― カプスとウルスは虐待された少年期に深い絆を結んでいた。
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「丁酉逆変」と呼ばれるイ・サン暗殺未遂事件はTVドラマ・映画で度々映像化される韓国歴史上で最大級の事件。
この騒動を境に名君へと変貌したイ・サン、何がイ・サンを変えたのかがポイント。
冗長な序盤から広がっていく不穏な空気は終盤に向けて少しずつ熱を帯びて、数々の伏線が誘爆して終盤には息を吞む戦闘シーンから壮大な人間ドラマに帰結していった。
人間関係を整理するのが大変な韓国時代劇だけど、この物語はシンプルだから面白さは半端なかった。
韓国歴代国王の中でおそらく別格扱いで人気なのが正祖ことイ・サン。
イ・サン関連のDVDレンタルしてきたので週末まとめて観ます。
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