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2019
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2019 9月・10月読本
CATEGORY書籍

「シスターズ・ブラザーズ」 パトリック・デウィット
(「BOOK」データベースより)
粗野で狡い兄・チャーリー。普段は優しいが、キレると大変なことになる弟・イーライ。悪名とどろく凄腕の殺し屋シスターズ兄弟は、雇い主の“提督”に命じられ、ある山師を消しにサンフランシスコへと旅立つ。ゴールドラッシュに沸く狂乱のアメリカ西海岸で、兄弟は何に出遭い、何を得て、そして何か失うのか?世界の読者に衝撃を与えたブラッディ&ブラックな傑作。
映画を監督したジャック・オーディーアールは一晩一気読みして映像化を決めたと云う話を聞いていたんだけれど、先に映画観たら面白かったので原作購入。
2014年の「このミス」4位ですけれど、ミステリーと云うよりはアウトローエンタで、無双誇るシスターズ兄弟のバディロードノベルかな。
アウトローでやりたい放題の一方で、変に生真面目なところも有って良い感じにハマってる兄弟愛が中々楽しかった。
「独ソ戦 絶滅戦争の惨禍」 大木毅
(「BOOK」データベースより)
「これは絶滅戦争なのだ」。ヒトラーがそう断言したとき、ドイツとソ連との血で血を洗う皆殺しの闘争が始まった。想像を絶する独ソ戦の惨禍。軍事作戦の進行を追うだけでは、この戦いが顕現させた生き地獄を見過ごすことになるだろう。歴史修正主義の歪曲を正し、現代の野蛮とも呼ぶべき戦争の本質をえぐり出す。
以前、別の書籍で第二次世界大戦/独ソ戦に於いて、ウクライナ国内だけで餓死者が数百万、一番弱った子供を親が殺害して他の子供の食事にあてがった旨読んで、もう少し独ソ戦の詳細を知りたいと思っていたところで当新書に行きついた。
まぁ、ヒトラーもヒトラーだけど、共産主義って・・・・絶句。
「教養としてのヤクザ」溝口敦 鈴木智彦
(「BOOK」データベースより)
芸人の闇営業問題で分かったことは、今の日本人はあまりにも「反社会的勢力」に対する理解が浅いということだ。反社とは何か、暴力団とは何か、ヤクザとは何か。彼らと社会とのさまざまな接点を通じて「教養としてのヤクザ」を学んでいく。そのなかで知られざる実態が次々と明らかに。「ヤクザと芸能人の写真は、敵対するヤクザが流す」「タピオカドリンクはヤクザの新たな資金源」「歴代の山口組組長は憲法を熟読している」―暴力団取材に精通した二大ヤクザライターによる集中講義である。
漁業にはヤクザがガッツリ食い込んでいるのに、何故農業には食い込まない?
―――「 JAがヤクザ以上にヤクザだから。」
田舎者にはよーく解る一言(笑)で。
以下時間切れ
「言い訳」 塙宜之
「古代オリエントの神々」 小林登志子
「IWGP 15」 石田衣良
「空港時光」 温又柔
「シーア派とスンニ派」 池内恵
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