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2019

2019 7月・8月読本

CATEGORY書籍







書籍
「某には策があり申す」 谷津矢車
(「BOOK」データベースより)
「天下の陣借り武者、島左近、死ぬまで治部殿の陣に陣借り仕る」―筒井順慶の重臣だった島左近は、順慶亡き後、筒井家とうまくいかず出奔。武名高き左近には仕官の話が数多く舞い込むが、もう主君に仕えるのはこりごりだと、陣借り(雇われ)という形で、豊臣秀長、蒲生氏郷、そして運命の石田三成の客将となる。大戦に魅入られた猛将は、天下を二分する関ヶ原の戦いでその実力を発揮する!従来の「義の人」のイメージを塗り替えた新たな島左近。

それ程新解釈ではないけれど、少し深みに欠ける島左近像。
エンディングで思い切り肩透かし喰らった感じ。



「天空の城」 奈波はるか
(「BOOK」データベースより)
雲海に浮かぶ姿から「天空の城」と呼ばれる竹田城。現在は石垣とわずかな遺構を残すのみだが、この城を完成させたのは赤松広英という武将だった。名門の家に生まれ、少年時代に家督を継いで以来、信長、秀吉、家康と続く戦乱の世を全力で生きた。その真摯な人柄ゆえ領民に愛されるも、三十九歳の若さでこの世を去った。あまり知られていない赤松広英の生涯を丹念に描きだした長編歴史小説。

関ケ原合戦後に不本意な形で切腹させられた赤松広英の生涯を描いた作品。
藤原惺窩、「看羊録」を著した姜沆との交流など、当代きっての文化人だった一方で、その性格故に戦乱に馴染めなかったのも事実でしょうか。
奈波はるか氏も赤松広英の生涯に真摯に向き合ったから出来上がった作品で、その誠実さが良く伝わって来た秀作だと思います。



「パーフェクト・ワールド(上/下)」 馳星周
(「BOOK」データベースより)
1970年。本土復帰を目前に控え、沖縄は混沌としていた。公安警察官・大城は、警察上層部よりさらに上―内閣総理大臣から直接の命を受け、沖縄に潜伏することに。時を同じくして、那覇では沖縄独立を目指す平良が、賢秀塾を率いる古謝賢秀の指示のもと、不穏な動きを見せ始めていた。大城は、円滑な返還を実現すべく、時に犯罪行為にも手を染め、諜報を進める。彼は、どこまで堕ちていくのか。連載から12年。幻のノワール巨編ついに書籍化!

沖縄返還、コザ暴動前夜を描いた作品。
馳星周ファンとしてはノワール色が若干薄いので正直物足りなかった。


「沖縄を変えた男」 松永多佳倫
(「BOOK」データベースより)
1990、91年と沖縄水産高校を甲子園準優勝へと導いた名将・栽弘義監督。常識を覆す独自の練習法と、暴力さえ厭わない苛烈な指導で、沖縄野球を全国レベルに押し上げた。大酒飲みで女好き、公私ともに豪放磊落な栽には敵も多かった。それでも、沖縄人の誇りとアイデンティティーを失わないために、生涯を野球に捧げた。成功の裏に隠された命を削るほどの重圧と孤独に迫る傑作ノンフィクション。

スポーツに限らず、天下窺えるレベルまで組織を押し上げる指導者は狂気伴ってないと。
大抵、晩年は寂しいもんですけれど、そこ含めてロマンと云えばロマンで、そう云う人物に人は惹きつけられますね。



「火口のふたり」 白石一文
(「BOOK」データベースより)
結婚式を控えて、従兄の賢治と久しぶりに再会した直子。しかし彼は、かつて快楽のすべてを教わった、直子の初めての男でもあった―。挙式までの五日間、理性と身体に刻まれた記憶の狭間で、ふたたび過去へと戻っていくふたり。出口の見えない、いとこ同士の行きつく先は?恋愛小説の名手・白石一文が描く、極限の愛。

凄くエロティック。
ちょいヤバかった。
文章が巧みなんで、読んでいて全てが脳内動画変換されてた。
新宿三丁目スタ-バックスで一気読みしたんだけれど、読後にガラス越しに道行くカップルが皆全て物語の二人にダブってしまった。



「二十歳の微熱」(再読) 橋口亮輔
職場の文庫本用本棚は出版社別になってて、マイナー系は一番奥に積まれていて殆ど目に入らない。
お盆休みに本棚大掃除した際、端っこに埋もれてた「二十歳の微熱」発見して再読一気読み。

悩んで苦しんで傷ついて、自分の内面を言語化して、直視したから得られる回答。
主人公の19歳・樹はその一端を掴んだんだろうと云うエンディング。
樹はその後どんな大人になったんだろうか。

映画も観に行ったけれど、片岡礼子が衝撃だった記憶が。



以下時間切れ
「アンダーユアベッド」 大石圭
「世界で一番静かな革命」 マヒトゥ・ザ・ピーポー
「日本に絶望している人のための政治入門」 三浦瑠璃
「流」 東山彰良
「小説 天気の子」 新海誠
「沈黙」 遠藤周作 
「二十三の戦争短編小説」 古山高麗雄
「雨月物語」 岩井志麻子
「ギケイキ 千年の流転」 町田康


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