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03
2019

残された者 -北の極地-

CATEGORY映画-欧州






残された者
飛行機事故で北極地帯に不時着したパイロットのオボァガード(マッツ・ミケルセン)は、壊れた飛行機をシェルター代わりにし、白銀の荒野を歩き、魚を釣り、救難信号を出しながら救助を待っていた。
しかし、救助に来たヘリコプターも強風のため墜落し、女性パイロットが大けがをする。
瀕死の彼女を救うため、オボァガードは自力で窮地を脱しようとする。



一人の男性が凍てついた大地を掘っている。
引き画面 ―― それはSOSの3文字。

北極圏に搭乗していたセスナが不時着して唯一の生存者だったオボァガードは魚を釣り、救難信号を発信する日課。
シェルターは損傷した機体だが暖房は無く、凍傷で損傷した足指、ホッキョクグマに襲撃された貯蔵魚 ―― もう時間が無い。

或る日、信号機が反応し救助ヘリコプターがやって来た。
しかし、歓喜するオボァガードの前でヘリコプターは墜落してしまう。
パイロットは即死、女性搭乗員も瀕死の重傷を負っていた。
機内から回収した地図の他、部品を眺めたオボァガードは決断した ―― 彼女を救うべく最短コースで基地へ向かう事を。



冒頭10分余りの映像のみで語られるオボァガードの状況情報。
余計な言葉は無い。
映像に着色が無い。
削ぎ落してシンプルに描かれたサヴァイバルドラマは、シンプルだけにストレートに心揺さぶられた。
北極圏で遭難した時はこの映画を思い出そう。


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