人間失格

ベストセラーを連発する人気作家の太宰治(小栗旬)は、妻子がいながら作家志望の弟子・太田静子(沢尻エリカ)、夫を亡くした山崎富栄(二階堂ふみ)とも関係を持ち、さらに自殺未遂を繰り返すという型破りな生活を送っていた。
そして太宰は、二人の愛人から子供がほしいと迫られる中、夫の才能を信じる妻・美知子(宮沢りえ)に支えられ、「人間に失格した男」をめぐる新作の執筆に取り掛かる。

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入水自殺から生還した太宰治はそれ以降も破天荒な生活を送っていた。
それでも妻美知子は夫の才能を認め献身的に支える日々。
"愛よりも恋を求める"と嘯く弟子・静子の文才と魅力に太宰は逢瀬を重ねる。
そして未亡人・富栄の情念と諦念に太宰治は溺れていく。
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太宰を取り巻く3人の女を演じた芸達者のキャラ立ちが凄すぎて、肝心の太宰治の狂気とかカリスマ性が何処か霧散してしまったのが残念。
蜷川実花監督作品って好き嫌いが相当に両極端なんだけれど、当作品は更に輪を掛けたんじゃないかと。
映像＆色彩センスは良しとしても演出が全くもって酷かった。