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26
2019

存在のない子供たち








存在のない子供たち
12歳のゼインは、中東のスラムで両親とたくさんの兄弟姉妹と住んでいるが、親が彼の出生届を出さなかったため身分証明書を持っていなかった。
彼は11歳の妹と仲が良かったが、知人の年上の男性と無理やり結婚させられてしまう。
怒ったゼインは、家を飛び出して職を探そうとするが、身分証明書がないため仕事ができなかった。



中東の裁判所法廷 ―― 少年ゼインが両親を訴えた ―― 罪状は無責任にも自分を産んだこと。

物語は数カ月前に遡る。
スラム街で両親と大勢の兄弟でその日暮らしのゼイン。
いつ生まれたのか、何歳なのかも知らない。出生届も戸籍もないので、学校へもいかせてもらえない。
すぐ下の妹サハルとは格別に仲が良かったが、或る日、そのサハルが無理やり結婚させられ連れ去られてしまう。

激高したゼインは家出。
遊園地でしばらく暮らしていたところで不法移民の女性ラヒルと知り合い、彼女の子供ヨナスの面倒を見ることで一緒に暮らすようになる。
紆余曲折経て、実家に戻ったゼインは、愛する妹サハルの死を知らされる。



妹を思い遣り無我夢中でヨナスの世話をするゼイン。
そんな彼が12歳であらゆる不条理に遭遇して出した結論が両親の告訴。
ドキュメンタリータッチで映し出されたゼインの姿が実に健気だった。胸が熱くなった。
感動では収まらないのは、これが殆ど現実だという事。
何とも居た堪れなくなってしまう。


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