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2018
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2018 7月読んだ本
CATEGORY書籍

7月はワールドカップ決勝トーナメントが有って、1日は静岡、7・8日は東京、14~16日は京都・福井・滋賀・愛知、21日は松本出張から翌22日に岐阜・愛知、29日は群馬。 仕事に遊びに忙しかった。
「選んだ孤独はよい孤独」 山内マリコ
(「BOOK」データベースより)
地元から出ないアラサー、女子が怖い高校生、仕事が出来ないあの先輩…誰もが逃れられない「生きづらさ」に寄り添う、人生の切なさとおかしみと共感に満ちた19編。情けなくも愛すべき男たちの「孤独」でつながる物語。「女のリアル」の最高の描き手・山内マリコが「男のリアル」をすくいあげた新たなる傑作!
田舎で暮らして色々拗らせている男性にはドツボ。
ある短編は余りの面白さに武蔵野線車内で噴き出してしまった。
「さよなら、ニルヴァーナ」 窪美澄
(「BOOK」データベースより)
14歳の時に女児を殺害し、身を隠すように暮らす元「少年A」。少年に惹かれ、どこかにいるはずの彼を探す少女。その少女に亡き娘の姿を重ねる被害者の母親。そして環の外から彼らを見つめる作家志望の女性。運命に導かれるように絡み合う4人の人生は思いがけない結末へ。人間の深奥に切り込む著者渾身の物語。
4人の内面を重苦しく真摯に描いている割に、それが終盤まとまったのか。
ちょっとよく解らん。
でも映像化すると面白いかも。
「ライトマイファイア」 伊東潤
(「BOOK」データベースより)
死者10人を出した簡易宿泊所放火事件。警察官・寺島が入手したノートの「1970」「H・J」の意味とは―。45年の歳月を経て、2つの事件が結びつく時、過去に囚われた男たちの最後の戦いが始まる。現代史の“闇”に迫る怒濤の公安小説。
活動家の中に相当数の"スパイ"が潜り込んでいたのは今となっては公然の秘密な訳で、そこを大胆に解釈した上、終盤には45年の歳月を掛けた復讐戦。
数年前、大往生遂げた大叔父が警視庁公安にいた事もあって、リアリティ持って読み進めた作品。
これも映像化して欲しい。
「秘録 島原の乱」 加藤廣
(「BOOK」データベースより)
炎上する大坂城で、死期を悟った豊臣秀頼に、密かに奏上する影があった。その名は明石掃部。脱出の手筈は万端だった。調達された舟で大坂湾を離れた秀頼は、一路九州・薩摩の地へ…。捲土重来を期した雌伏の四半世紀。あえなく秀頼は逝ったが、その遺志を継ぐ軍団が起つ時を窺っていた。寛永御前試合が齎した一瞬の政治的空白を衝いて、軍団の要として島原に現れた天草四郎。その横顔は、さる貴人に瓜二つだった…。
天草四郎が秀頼遺児で、暗躍する豊臣残党
加藤廣氏の遺作で「神君家康の密書」の続編は、歴史伝奇マニアにとっては読まずにいられない設定で納得できる作品でした。
「侠飯 5」 福澤徹三
(「BOOK」データベースより)
24歳のフリーター、湯原和斗は奥多摩のペンションでバイト中。宿泊客の今宮葉月は未解決の5億円強奪事件について調べているが、まわりは怪しい奴ばかり。そこに現れたのは、頬に傷持つあの男。男がふるまう絶品料理と目前に迫る時効。はたして事件は解決できるのか?こんどは何が食えるのか?文庫書き下ろし人気シリーズ第5作!
シリーズ5作目なんで、流れは大体読めてすけど面白い。
そういうのも作家の技量ですね。
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