30
2018

タクシー運転手 約束は海を越えて









タクシー運転手

1980年の韓国。ソウルで11歳の娘を一人で育てながらタクシー運転手をしているマンソプ(ソン・ガンホ)は、大金に目がくらみドイツ人記者ピーター(トーマス・クレッチマン)を乗せて光州に向かう。
マンソプの機転で見事に検問をくぐり抜け、二人は光州に入るが、ピーターは「危険だからソウルに戻ろう」と言うマンソプの言葉を聞かず、撮影を始め……。



韓国内での不穏な情勢を耳にしたドイツ人記者ピーター。
彼は身分を偽り光州に向かう算段を付けていた。

個人タクシー運転手マンソプは娘と二人暮しで家賃滞納中。
食堂でタクシー会社の運転手の話 ―― 外国人を光州まで送り届けて10万ウォン ―― という話を聞いてしまった。
まんまと抜け駆けしてその外国人――ピーターを乗せ、適当過ぎる英語を駆使して光州へ向かう事になる。
当初気軽だったマンソプは、行く先々の検問で不穏な空気を感じ始める。
そしてやって来た光州で彼等が見たのは、軍部による庶民弾圧の風景。――それはソウルで流れているニュースとは全く違うものだった。



 光州事件―――
  1980.5.17 韓国全土が戒厳令下の中、金大中の出身地光州で民主化を求める活動家が学生・市民を指示、韓国軍と激突。
  死者170人 負傷者380名(諸説有)
  韓国政府は金大中主導の暴動と発表するが、ドイツ人記者が詳細を全世界に報道した。


序盤の軽いタッチから次第にシリアスに展開する物語。
名作「光州5.18」鑑賞済みで予備知識は有ったものの、クライマックスの虐殺的なシーンは身につまされた。
そこからエンディングで暖かいヒューマンテイストで締めくくった構成がとにかく見事だった。
残酷な実話を真正面から描いた上で、人間ドラマとして纏めたのはチャン・フン監督の才能ですね。


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