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29
2018

女は二度決断する

CATEGORY映画-欧州








女は二度決断する


ドイツのハンブルクで暮らすドイツ人のカティヤとトルコ移民のヌーリは、晴れてゴールインする。
以前は麻薬の売買に関わっていた夫も結婚後はまじめに働き、息子にも恵まれて一家は幸せに暮らしていた。
しかし、ヌーリの勤務先の前で爆発が起き、彼と息子が命を落とす。それがドイツ人によるテロだと知ったカティヤは……。




かつては薬物売買に手を染めたヌーリだったが、今は更生し、トルコ人移民街でコンサルティング事務所を経営していた。
或る日、カティヤは親友に会うため、愛息ロッコを事務所のヌーリに預けた。
事務所から出た際、そこで自転車を止めた若い女性に気を止めた。
「鍵掛けないと盗まれるわよ」
「すぐ戻るから」

その自転車の荷物が爆弾 ―― 極右テロによってヌーリとロッコが命を落とした。
ネオナチの犯人カップルが逮捕され裁判となるのだが、判決は思いもよらぬ結果となる。



     ドイツの人口8120万人の2割が外国人(ドイツ国籍取得含む)で、トルコ移民は150万強。
     ドラマの舞台となったハンブルクは175万人の内、3割が外国人でトルコ系は9万人強と最も多い。
     だけどブンデスリーガのハンブルガーSVにはトルコ人選手在籍してないと思う。


貧困等の社会不安が絡んだナショナリズム台頭の矛先が難民移民に向いた実際の事件をベースにした物語。
トルコ移民を両親に持つファティ・アキン監督だからこその作品だと思う。

幸せの極致から一転、慟哭、そして復讐に転じたカティヤ演じたダイアン・クルガーの演技が抜群すぎた。
作りこまれた脚本と演出も見事なんだけど、彼女の存在感があってこそ。
予想外というか、やるせないラストシーンにタイトルの「女は二度決断する」の意味を考えた。
ホント重い、重すぎる幕切れ。

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