11
2017

牯嶺街少年殺人事件







牯嶺街少年殺人 事件
1960年代初頭の台北。
建国高校昼間部の受験に失敗して夜間部に通う小四(シャオスー)は不良グループ“小公園”に属する王茂や飛機らといつもつるんでいた。
小四はある日、怪我をした小明(シャオミン)という少女と保健室で知り合う。
彼女は小公園のボス、ハニーの女で、ハニーは対立するグループ〝217”のボスと、小明を奪いあい、相手を殺して姿を消していた。
ハニーの不在で統制力を失った小公園は、今では中山堂を管理する父親の権力を笠に着た滑頭(ホアトウ)が幅を利かせている。
小明への淡い恋心を抱く小四だったが、ハニーが突然戻ってきたことをきっかけにグループ同士の対立は激しさを増し、小四たちを巻き込んでいく。。。



受験に失敗して夜間部に通う少四。
彼の両親は外省人で公務員、息子が昼間部に移れるよう実力者ワンに口添えを頼んでいた。

学校では“小公園”と呼ばれる不良グループに属していた小四。
授業さぼって隣接する撮影スタジオに出入りしたりしていたが、そこそこに成績は良い。

ある日、保健室で小明という一人の少女と知り合う。
彼女は“小公園”のリーダー・ハニーの彼女だが、ハニーは殺人を犯して台南に潜伏。

小明に恋した小四。
時同じくして小四のクラスに司令官の息子・小馬が転校、小四と意気投合する。
間も無く戻ってきたハニーは対立するグループのリーダーに殺害され、対立は激化し抗争にまで発展する。



1945  日本が去った後、大陸からやって来たのは蒋介石の国民党。
        民主主義とは名ばかりの国民党による暴力政治が始まった。
1947  二二八事件 ― 台湾人vs中国人
        日本統治下で高等教育を受けたエリート層を中心に2万数千人が殺害・処刑された。
1949 戒厳令施行。
        1987までの38年間、これは世界最長
        白色テロ横行 ――― 罪なき台湾人が逮捕・拷問の末銃殺された。



舞台は1960年代初頭の台北。――― 政情不安定な台湾で大人たちは右往左往していた。
何時の時代も、何処の国でも、行き場のない青春、やり場のない感情、切ない恋の物語が存在する。
男の子はいつだって純情で真直ぐ。
女の子はいつだってしなやかでしたたかだ。

少女は拠り所が欲しかった。
少年にだって居場所は無いけれど、自分だけを頼って欲しかった。
事が起きて、ようやく誰もが己の無知無力を知る。

冷徹で残酷な事実に慟哭した少年の余りに切ない物語は実話。
エンディングに観客は不思議な邂逅を感じたと思う。

3時間56分の長尺が全く気にならなかったのはクオリティの高さ。
美しい色彩と構図で描かれた演出/映像表現 ―― エドワード・ヤンの感性凄いね。


にほんブログ村 サッカーブログ ヴァンフォーレ甲府へ    人気ブログランキングへ
関連記事
スポンサーサイト

0 Comments

Leave a comment