FC2ブログ
03
2017

ブルーに生まれついて

CATEGORY映画-米







ブルーに
1950年代、黒人アーティストたちが中心だったモダンジャズ界へと飛び込んだ、白人トランペッターでボーカリストのチェット・ベイカー(イーサン・ホーク)。
優しい歌声と甘いマスクで人気を博した彼は、「マイ・ファニー・ヴァレンタイン」などの名曲を放つ。
しかし、ドラッグに溺れて破滅的な生活を送るようになる。そんな中、自身の人生を追い掛けた映画への出演を機にある女性と遭遇。
彼女を支えにして、再起を図ろうとする彼だったが……。



物語はヘロイン中毒で留置場に横たわるチェット・ベイカーが幻想を見る場面から始まる。
全盛期は過ぎていた彼の元に舞い込んだのは映画製作の話。
劇中で妻役を演じたジェーンと恋仲になったベイカー。
彼女のためにヘロインも断った。
薬のトラブルで、顔を殴られ頬骨を砕かれ前歯を失った傷害からも立ち直っていく。

町のBARで演奏するところから始まったベイカーの再生。
一度は見捨てた盟友たちも彼の立ち直りを信じてレコーディングを行い、有名なクラブでの演奏が実現することになる。
そのライブにジェーンがオーディションの為に同行出来ない。
更にプレッシャーからヘロインを楽屋に持ち込んでしまうベイカー。
開始時間を過ぎてまで心の葛藤を続けたベイカー。
やがてステージが始まった。




チャットベイカーのジャズを「青春の匂いがする」と評したのは村上春樹。
確かにルックスもさることながら、その破滅的な生き方にはそんな感じしますもんね。

静謐な映画でスクリーンから漂ってくる雰囲気がとにかく気持ち良かった映画。
全編に流れるジャズと、シンクロしたかのような映像が、まさしくその「青春の匂い」的な空気を醸し出していたし、その一方でどこか激しい部分もチラホラ。

そして主人公のチェット・ベイカーを演じたイーサン・ホークが抜群に良かった。
クライマックスのライブシーンの“画”のカッコよさ、艶っぽさは完璧だったかな。

この作品、正月にシネマート新宿で観て、2月に入ってシネマテークたかさきで二度目の鑑賞。
実話で自業自得とは言え、ちょっと残酷な顛末の物語。
いや、一番残酷なのは本編終了後の先なんだけど。


 

にほんブログ村 サッカーブログ ヴァンフォーレ甲府へ    人気ブログランキングへ
関連記事
スポンサーサイト



0 Comments

Leave a comment