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20
2017

アイヒマンを追え

CATEGORY映画-欧州






アイヒマン
1950年代後半のフランクフルト
検事長フリッツ・バウアー(ブルクハルト・クラウスナー)は、ナチスによる戦争犯罪の告発に奔走していたが、捜査は難航していた。
ある日、ホロコーストに深く関わった親衛隊中佐アドルフ・アイヒマン潜伏に関する情報を入手。
バウアーは、ナチス残党がいるドイツの捜査機関ではなく、イスラエルの諜報機関モサドに情報提供しアイヒマンを追い詰める。


バウアー検事宅に食料を届けに来た運転手が異変を感じて浴室に飛び込むと、睡眠薬と酒を飲んで風呂で溺れ掛けているバウアーを発見する。
一命を取り留めた騒動の一連の映像の中に物語の一つの側面が表れていた。

バウアーの元にナチスの重罪人アイヒマン潜伏に関する一通の手紙が届く。
その情報をバウアーは国家反逆罪と知りながらもモサドに提供、共に拘束するべく要請する。
何故、モサドに―――ここが冒頭の騒動の映像が絡んでくる。
終戦間もないドイツの新政府にはナチスの残党が要領よく要職に潜り込み、検事局の中にもバウアーを妨害する人間がいた。
そんな中、バウアーは愛弟子の一人カールと組んでアイヒマン拘束に動く。

苦難の末、アイヒマン拘束にこじつけた一方、カールの同性愛スキャンダルが発覚してしまう。
それとてバウアーを失脚させるトラップなのだがカールは自ら出頭しバウアーを守る。
アイヒマン裁判はドイツで行われず、イスラエルで行われるのだが・・・・



バウアーが若者達を前にしての一言
「どの民族の歴史にも陽の部分と陰の部分がある」
過去を正視しない、意図的な忘却は駄目だという事。

バウアー自身がユダヤ人で戦時中はデンマーク、ついでスウェーデンに亡命してゲットーからは逃れてた。
バウアーの執念の源には“正義”と“尊厳”、そして“弔い”があったと思う。

アルゼンチンで拘束されたアイヒマンがイスラエルで裁判になった歴史的事件の前日譚。
実話こその歴史背景もちゃんと描かれている一方で、その展開はスピーディーでミステリーサスペンス要素も満載。
その辺りのバランスが良く取れた秀作。
ホント面白かった。
 

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