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2016

2016 9.10月読んだ本

CATEGORY書籍
銀座
一息つくのに有楽町銀座界隈でここは穴場


「室町無頼」 垣根涼介
「BOOK」データベースより
腐りきった世を変えてやる。前代未聞のたくらみを一本の六尺棒で。超絶クールな大傑作エンタテインメント。応仁の乱前夜、富める者の勝手し放題でかつてなく飢える者に溢れ返った京の都。ならず者の頭目ながら骨皮道賢は権力側に食い込んで市中警護役を任され、浮浪の徒・蓮田兵衛は、ひとり生き残った用心棒を兵法者に仕立てようとし、近江の古老に預けた。兵衛は飢民を糾合し、日本史に悪名を刻む企てを画策していた……。史実に基づく歴史巨篇。

いずれは歴史小説書くと話してた垣根涼介氏が選んだのは応仁の乱前夜の京都。
一部の武家と公家、そして宗教のみが時代を謳歌し、多くの民は困窮を極めていた。
そんな時代を変える魁とならんとした無頼漢達。
野垂死上等な彼らの生き方は「ワイルドソウル」「ヒートアイランド」に通じる世界観。
久々に読んでいて、血が滾る感に襲われた傑作。
直木賞にノミネートされたけど・・・・・厳しいかな。




「通天閣」 西加奈子
「地下の鳩」 西加奈子

「BOOK」データベースより
冬の大阪ミナミの町を舞台にして、若々しく勢いのある文体で、人情の機微がていねいに描かれていく。天性の物語作者ならではの語り口に、最初から最後までグイグイと引き込まれるように読み進み、クライマックスでは深い感動が訪れる。このしょーもない世の中に、救いようのない人生に、ささやかだけど暖かい灯をともす絶望と再生の物語。この作品で第24回織田作之助賞を受賞している
大阪最大の繁華街、ミナミのキャバレーで働く「吉田」は、素人臭さの残るスナックのチーママ「みさを」に出会い、惹かれていく(「地下の鳩」)。オカマバーを営む「ミミィ」はミナミの人々に慕われている。そのミミィがある夜、客に殴り掛かる(「タイムカプセル」)。賑やかな大阪を描いて人気の著者が、街の「夜の顔」に挑んだ異色作。

決してメインストリームに乗ることは無い市井の人々の物語。
泣かせてもらって、凄いオチで笑わせてもらった。
西加奈子さん的な優しさ逞しさが伝わてくる傑作で、9月の3連休のお供に持って行って、「通天閣」読んで、翌日本当に通天閣に行ってしまった。
 


「ザ・ロード」 コーマック・マッカーシー
「BOOK」データベースより
空には暗雲がたれこめ、気温は下がりつづける。目前には、植物も死に絶え、降り積もる灰に覆われて廃墟と化した世界。そのなかを父と子は、南への道をたどる。掠奪や殺人をためらわない人間たちの手から逃れ、わずかに残った食物を探し、お互いのみを生きるよすがとして―。世界は本当に終わってしまったのか?現代文学の巨匠が、荒れ果てた大陸を漂流する父子の旅路を描きあげた渾身の長篇。ピュリッツァー賞受賞作。

核戦争で文明がほぼ破滅した。
狂気と凶気、絶望と暴力しか存在しない不毛の世界なのに、それを描く文章は静かに美しい。
死はすぐそこまで迫っている。
人間が人間でなくなる瞬間とも隣り合わせ。
父は祈る ----  我が子が人間でいられますように。 少しでも自分より生き永らえます様に。

7.8年振りに読んだけど、やっぱり凄いわ。



「落語小説集」 山本一力
「BOOK」データベースより
聴いてから読むか、読んでから聴くか。直木賞作家が挑んだ「人情噺」の世界。

定番「芝浜」を始め、人情噺の「井戸の茶碗」、「百年目」、「抜け雀」「中村仲蔵」の人気演目を人情時代小説の第一人者、山本一力さんがノベライズした。
演目そのものも、山本一力さんも、お約束なんだけど、そのお約束に泣かされる。解っているけど笑わせられる。
やっぱりスタンダードは良いもんだ。



ファイト・クラブ」 チャック・パラニューク これはブログアップしてた。



以下時間切れ
「土漠の花」 月村了衛
「獅子は死なず(上・下)」 中路啓太
「ミノタウロス」 佐藤亜紀
「千年樹」 荻原浩


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