category: 書籍 1/15
マンガの家

お祭りで盛り上がる古町アーケードから通り一つ外れて「マンガの家」へ。米と並ぶ新潟県の名産品が漫画家!ここは新潟ゆかりの漫画家の作品に触れられるスポットで、今回の新潟出張では是が非でも立ち寄ろうと決めてました。パタリロとか奇面組って、若い人知らんだろうなぁ。...
「AV男優」という職業

女優は1万超えるのに対して、対役の男優は僅か70人。そんな男優を取材したのも凄いんだけれど、男優のストイックさが凄かった。もう20年位お世話になってないアダルトAVなんですが、実は20代半ばにスカウトされた事もあったし、映画のイベントに来たシミケンと世間話した事もあったので興味深く読めました。山本龍二の生き別れた娘とのエピソードには不覚にも"ウルッ"ときてしまった。好評につき、昨年ようやく増刷されての購...
2022 LOVE BOOK 今年の10冊+ONE.

2022シーズン書籍の10作プラスONE(コミック)お正月のみならず、冬の夜長に是非是非。「それでも日々は続くから」 燃え殻「ノベライズ ちょっと思い出しただけ」松居大悟/木俣冬「ヘルドックス」 深町秋生「熔ける」 井川意高「イクサガミ 天」 今村翔吾「ノモレ」 国分拓 「頼朝の武士団」 細川重男 「漂流 日本左翼史」 佐藤優 池上彰「愛を知らない」 一木けい「日本人はなぜ科学より感情で動くのか」 石浦章一「...
2021 LOVE BOOK 今年の10作plusONE

「あられもない祈り」 島本理生「リリアン」 岸政彦「明るい夜に出かけて」 佐藤多佳子「童の神」 今村翔吾「テスカトリポカ」 佐藤究「人のセックスを笑うな」 山崎ナオコーラ「デス・ゾーン」 河野啓「宝島(上・下)」 真藤順丈「小隊」 砂川文次「真説 日本左翼史」 池上彰 佐藤優 +「妄想ごはん」 休日課長赤字がお薦め[あ]「酔象の流儀」 赤神諒「義烈千秋 天狗党西へ」 伊東潤「ボブ・ディランと...
くちばみ

「BOOK」データベースより古く蝮を「くちばみ」と呼んだ。鋭い毒牙を持つその長虫は、親の腹を食い破って生まれるという―。時は戦国、下剋上の世。母に見捨てられ、父の油売りを手伝い、どん底から這い上がった峯丸は、いつしか国盗りの野望を抱くようになる。狙うは天下の要・美濃国。調略と誑かしで政敵を次々に抹殺し、主君の土岐頼芸をも追放する。だが、その頃、息子義龍の胸中には、父への嫉妬と憎悪が渦巻いていた…。赤子の...
2020 LOVE BOOK 今年の10作✙ONE

「図書室」 岸政彦「理系。」 川村元気「じんかん」 今村翔吾「異聞浪人記」 滝口康彦「すべて忘れてしまうから」 燃え殻「満月と近鉄」 前野ひろみち「This is Japan 英国保育士が見た日本」 ブレイディみかこ「流浪の月」 凪良ゆう 「ワン・モア・ヌーク」 藤井太洋 「死にたくなったら電話して」 李龍徳 ✙ 「将軍 足利義昭」 しまたけひこベスト10含め赤字がお薦め[あ]赤神諒 「大友二階崩れ」...
ワン・モア・ヌーク

「ワン・モア・ヌーク / 藤井太洋」(「BOOK」データベースより)「核の穴は、あなた方をもう一度、特別な存在にしてくれる」。原爆テロを予告する一本の動画が日本を大混乱に陥れた。爆発は3月11日午前零時。福島第一原発事故への繋がりを示唆するメッセージの、その真意を政府は見抜けない。だが科学者と刑事の執念は、互いを欺きながら“正義の瞬間”に向けて疾走するテロリスト二人の歪んだ理想を捉えていた―。戒厳令の東京、1...
悪名残すとも

「悪名残すとも /吉川永青」天文九年の師走。毛利元就の居城、安芸国の郡山城に尼子軍が攻め寄せようとした時、一万の援軍が颯爽と現れた。まだ二十歳の美しき軍師の名は陶隆房。毛利家を従える大内義隆の重臣にして、援軍の大将を務める男だった。見事な戦略により尼子軍を打ち破った隆房は、毛利元就の盟友として、親交を深めていく。だが、隆房の敵は、外部だけではなかった。下克上の悪名を背負った武将の儚き半生を描く、長...
ザ・ソウル・オブ くず屋

(「BOOK」データベースより)古紙や空き瓶などの再生資源を回収する「くず屋」。1000年以上前からあるこの仕事は循環型社会とSDGsの実現に欠かせない。40年間にわたるくず屋の日々をとおして見えてきた環境問題、日本社会、持続可能な未来について、 等身大の言葉で語る。 中学生・高校生にもおススメ。 途中から話に左に旋回したのは置いておいて、 ―― 「電気の缶詰」と呼ばれるアルミ缶の存在、 ―― ダイオキシンが発生しな...
犬の心臓 ・ 運命の卵

(「BOOK」データベースより)ヒトの脳下垂体と睾丸を移植された犬が名前を欲し、女性を欲し、人権を求めて労働者階級と共鳴し、ブルジョワを震撼させる(「犬の心臓」)。繁殖力を高める生命光線を浴びて、大量発生したアナコンダが人々を食い荒らす(「運命の卵」)。奇想天外な空想科学的世界にソヴィエト体制への痛烈な批判を込めて発禁処分となった、20世紀ロシア語文学の傑作二編を新訳で収録。瀕死のところを救われ保護された犬...
2019 LOVE BOOK 今年の10冊

「独ソ戦 絶滅戦争の惨禍」 大木毅「愛がなんだ」 角田光代「我々はなぜ我々だけなのか」 川端裕人「創作する遺伝子」 小島秀夫「つけびの村」 高橋ユキ 「シスターズ・ブラザーズ」 パトリック・デウィット「彼女は頭が悪いから」 姫野カオルコ「青が敗れる」 町屋良平「WORLD WAR Z 上/下」 マックス・ブルックス「教養としてのヤクザ」 溝口敦 鈴木智彦[あ]相田冬二 「さよならくちび...
2019 9月・10月読本

「シスターズ・ブラザーズ」 パトリック・デウィット(「BOOK」データベースより)粗野で狡い兄・チャーリー。普段は優しいが、キレると大変なことになる弟・イーライ。悪名とどろく凄腕の殺し屋シスターズ兄弟は、雇い主の“提督”に命じられ、ある山師を消しにサンフランシスコへと旅立つ。ゴールドラッシュに沸く狂乱のアメリカ西海岸で、兄弟は何に出遭い、何を得て、そして何か失うのか?世界の読者に衝撃を与えたブラッディ&ブ...
2019 7月・8月読本

「某には策があり申す」 谷津矢車(「BOOK」データベースより)「天下の陣借り武者、島左近、死ぬまで治部殿の陣に陣借り仕る」―筒井順慶の重臣だった島左近は、順慶亡き後、筒井家とうまくいかず出奔。武名高き左近には仕官の話が数多く舞い込むが、もう主君に仕えるのはこりごりだと、陣借り(雇われ)という形で、豊臣秀長、蒲生氏郷、そして運命の石田三成の客将となる。大戦に魅入られた猛将は、天下を二分する関ヶ原の戦いで...
2019 5月・6月読本

「中国史(上/下)」 宮崎市定 →記事これ以降、もう少し突っ込んで読みたいと数冊ピックアップしてあるけれど、如何せん品薄で高値 !「皇族誕生」 浅見雅男 (「BOOK」データベースより)明治維新でなぜ皇族は急増したのか?戦後、11家が皇籍離脱した「宮家」は江戸時代には4家しかなかった。500年以上も遡らなければ天皇とつながらない人々は、なぜ「皇族」になったのか。明治天皇の意図、伊藤博文の狙いとは。徳川方についた北...
2019 4月読本

「我々はなぜ我々だけなのか」 川端裕人 →記事「西方冗土」 中島らも →記事「キングダム」 新野剛志 →記事「青が破れる」 町屋良平(「BOOK」データベースより)ボクサー志望のおれは、友達のハルオから「もう長くない」という彼女・とう子の見舞いへひとりで行ってくれと頼まれる。ジムでは才能あるボクサー・梅生とのスパーを重ねる日々。とう子との距離が縮まる一方で、夫子のいる恋人・夏澄とは徐々にすれ違ってゆくが…...
2019 3月読本

「日本異界絵巻」 宮田登 小松和彦 鎌田東二 南伸坊井浦新が絶賛お薦めしてた闇の世界、妖怪、異界人の列伝全集。イラストが南伸坊氏なのがツボ。「昼休み、またピンクサロンに走り出していた」 素童新宿紀伊國屋書店で平積みされていて、思わずジャケ買いしてしまった。まぁ青年向け風俗体験レポートなんだけれど、文才無駄遣い過ぎ(笑)。どちらかに振り切った方がもっと面白いと思うんだけどね。因みに女性読者が多いそうで...
2019 2月読本

「1971年の悪霊」 堀井健一郎いわゆる「反アベ」界隈の皆さんを理解する格好の入門書。著者はユニークな統計調査されてる堀井健一郎氏。荒川強啓のデイキャッチで氏のコーナーは大好きでした。「大人失格」 松尾スズキ星野源が大絶賛な大人計画代表松尾スズキのエッセイ集。深夜ラジオのノリなんで、これ嫌いな男子居ないと思う。「さよなら平成くん」 古市憲寿古市氏そのまんまで結構鼻につく上から目線の文体で語られる恋...
2019 1月読本

サッカーシーズンオフに今年一年で読んだ本をざっくりと書評する季節になりました。2019シーズンは1月だけはキチンと書評書いてた。「彼女が望むものを与えよ /サタミシュウ」 →記事「玄関の覗き穴から差してくる光のように生まれたはずだ / 木下龍也 岡野大嗣」 →記事「ゴールデン街コーリング/ 馳星周 」 →記事「蛍・納屋を焼く・その他の短編/ 村上春樹」 →記事「彼女は頭が悪いから/ 姫野カオルコ」 →記事...
中国史

少しだけディープに中国史を勉強したくて購読。基本的に王朝の衰退-滅亡-成立は"ヒャッ、ハー"ばかりなんだけれど、五胡十六国時代と、五代十国時代のそれは、さながら北斗の拳的世紀末の呈を成していたのね。大陸半端ないっす('◇')ゞ文化・経済・法律・行政・外交と満遍なく網羅していて読破するのに2週間掛かったでござるよ。 ...
西方冗土

(「BOOK」データベースより)「ヤクザ、アキンド、ヨシモト」マスコミに描かれる関西人は三つの人種のみで、かれらは「けつねうどん」と「たこやき」を主食にしており「わやでんがな」などの、奇怪な言葉を操りつつ「がめつい奴」を演じている―という、恐るべきカンサイ人の朝昼夜。街角の看板、貼り紙。試験に出る関西弁を縦横無尽、奇想天外に考察し、関西人にエールを贈り、ヨタを飛ばすエッセイ集。浪速はこれ一冊でわかりま...